発熱外来とは
発熱外来 は、発熱や感染症の疑いがある患者を診療する専門の診療体制 です。特に 新型コロナウイルスやインフルエンザ、その他のウイルス感染症 が疑われる場合に、適切な診断と治療を行うために設けられています。
受診の目安
以下の症状がある場合、発熱外来の受診を検討 しましょう。
- 発熱(37.5℃以上)
- 咳・のどの痛み
- 倦怠感・疲労感
- 息苦しさや呼吸困難
- 頭痛・筋肉痛
- 味覚や嗅覚の異常
- 下痢・吐き気(感染症による可能性)
発熱が続く場合や、症状が重い場合には早めの受診が推奨されます。
発熱の主な原因
発熱は、体内に侵入した病原体を免疫システムが排除しようとする防御反応 の一つです。主な原因は以下の通りです。
ウイルス性疾患
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
- RSウイルス感染症
- ノロウイルス、ロタウイルス感染症
細菌性感染症
- 肺炎・気管支炎
- 中耳炎・副鼻腔炎
- 扁桃炎・咽頭炎
- 尿路感染症
その他の発熱原因
- 熱中症や脱水症状
- 自己免疫疾患
- 薬剤性の発熱
発熱の予防と治療
1. 予防策
- ワクチン接種:インフルエンザやCOVID-19の重症化を防ぐために推奨される。
- 手洗い・消毒:こまめな手洗いやアルコール消毒を徹底する。
- マスクの着用:飛沫感染のリスクを軽減するため、人混みではマスクを着用する。
- 適切な換気:室内の空気をこまめに入れ替え、感染リスクを低減する。
- バランスの取れた食事と十分な睡眠:免疫力を高めるため、栄養バランスの良い食事と規則正しい生活を心がける。
2. 治療方法
- 水分補給と安静:脱水を防ぎ、十分な休息を取る。
- 解熱剤の使用:高熱や痛みがある場合、医師の指示のもとで解熱鎮痛剤を使用する。
- 抗ウイルス薬の処方:インフルエンザや特定のウイルス感染症では、抗ウイルス薬が処方されることがある。
- 対症療法:咳止めやのどの炎症を和らげる薬を使用する。
まとめ
発熱外来は、発熱や感染症の疑いがある患者を診療するための専門的な診療体制であり、特に新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症を適切に診断・治療するために設けられています。
発熱の原因にはウイルスや細菌性感染症、自己免疫疾患などがあり、症状が長引いたり重症化したりする場合は早めの受診が推奨されます。
予防策として、ワクチン接種、手洗いや消毒、マスクの着用、換気の徹底、バランスの取れた食事と睡眠が重要です。治療では、水分補給や安静、解熱剤や抗ウイルス薬の適切な使用が効果的です。
発熱時には自己判断せず、必要に応じて発熱外来を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
FAQ
よくあるご質問
- Q
- どのような検査や診断を行っていますか?
- A
- 当院では、耳鼻咽喉科・内科・皮膚科領域の検査や診断方法を提供しています。
- Q
- 花粉症で毎年悩まされています。どうしたら症状が軽減されますか?
- A
- 症状が出てから治療を開始するよりも、花粉が飛ぶ前から薬を予防的に内服すると効果がいいとされ奨励されています。また、通年での治療になりますが、「舌下免疫療法」で症状の改善が期待できます。
- Q
- 自分(親)が受診したいのですが、その間子供の面倒を見てもらえますか?
- A
- 短時間であればスタッフが見ますので遠慮せずご相談ください。ただし処置や検査などで時間がかかると予想される場合や、お子さんが騒いだりしてスタッフが面倒をみれない場合は事故防止のため、他の病院で診察をお願いしたり、もしくはお子さんを他の方に預かっていただき、再度改めてご本人だけで来院をお願いすることもありますのでご了承ください。
- Q
- 予約は必要ですか?
- A
- お電話または予約システムよりご予約下さい。