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口内炎とは

口内炎(Stomatitis)は、口の中の粘膜に炎症が生じる疾患の総称 です。痛み・腫れ・赤み・潰瘍(口の中の傷) が特徴で、食事や会話の際に違和感や痛みを伴うことが多いです。

口内炎にはいくつかの種類があり、発生する原因も異なります。多くの場合は ストレス・栄養不足・免疫低下 が関与していますが、ウイルス感染や自己免疫疾患が原因となることもあります

口内炎の種類と原因

1. アフタ性口内炎(最も一般的)

特徴

  • 直径数mm〜1cm程度の白い潰瘍ができる

原因

  • ストレス
  • 睡眠不足・疲労
  • 栄養不足(特に ビタミンB2・B6・鉄分の不足
  • 免疫力の低下

症状

  • 1〜2週間で自然治癒 するが、痛みを伴う
  • 食事や会話時にしみる

2. ウイルス性口内炎

特徴

  • ヘルペスやカンジダ菌による口内炎

主な原因ウイルス

  • 単純ヘルペスウイルス(ヘルペス性口内炎)
  • カンジダ菌(真菌)(カンジダ性口内炎)
  • コクサッキーウイルス(手足口病やヘルパンギーナ)

症状

  • 水ぶくれ(ヘルペス性) ができる
  • 発熱や倦怠感を伴う
  • 口の中が白くなる(カンジダ性)

⚠ ウイルス性口内炎は感染力があるため、注意が必要!

3. 外傷性口内炎

原因

  • 口の中を噛む(誤って舌や頬を傷つける)
  • 合わない義歯や矯正器具
  • 熱い食べ物・飲み物でのやけど

症状

  • 一時的な傷や腫れ
  • 1週間程度で自然に治癒する

4. アレルギー性口内炎

原因

  • 食べ物や歯科材料(銀歯・金属)へのアレルギー
  • 薬剤(抗生物質・鎮痛薬)の副作用

症状

  • 口の粘膜の赤み・腫れ
  • かゆみやヒリヒリ感

5. 自己免疫疾患による口内炎

関連疾患

  • ベーチェット病(口内炎が頻繁にできる、皮膚・目・関節にも症状が出る)
  • シェーグレン症候群(口の乾燥が強く、口内炎ができやすい)

特徴

  • 慢性的に繰り返す
  • 通常の口内炎治療では治りにくい

口内炎の症状

  • 口の中の痛み・しみる
  • 赤み・腫れ
  • 白い潰瘍(アフタ)
  • 食べ物・飲み物がしみる
  • 発熱・倦怠感(ウイルス性の場合)

口内炎の治療方法

1. 薬物療法

市販の口内炎治療薬

  • トリアムシノロンアセトニド軟膏(ケナログ) → 炎症を抑えるステロイド軟膏
  • アズレンスルホン酸ナトリウム(アズノール) → 粘膜の修復を促進するうがい薬
  • 口内炎パッチ(貼るタイプの治療薬) → 潰瘍を保護し、治癒を早める

ウイルス性の場合

  • 抗ウイルス薬(アシクロビル) → ヘルペス性口内炎
  • 抗真菌薬(ミコナゾール) → カンジダ性口内炎

ビタミン補給

  • ビタミンB2(リボフラビン)
  • ビタミンB6(ピリドキシン)
  • 鉄分・亜鉛(粘膜の修復を促進)

2. 生活習慣の改善

口腔ケア

  • 毎日の歯磨きを徹底し、口の中を清潔に保つ
  • うがいをこまめに行う(塩水やアズレン系うがい薬)

食事の工夫

  • 刺激物(辛い・酸っぱい・熱い食べ物)を避ける
  • ビタミンB群を多く含む食事を摂る(豚肉、レバー、納豆、卵、緑黄色野菜)
  • 水分をしっかり摂る(口の乾燥を防ぐ)

ストレス管理

  • 睡眠を十分にとる
  • ストレスを溜めない(リラックスする時間を作る)

口内炎の予防

  • 規則正しい食生活を心がける(ビタミンB2・B6を意識)
  • 歯磨き・うがいで口の中を清潔に保つ
  • ストレスを溜めず、十分な睡眠をとる
  • 疲れを感じたら早めに休む

まとめ

口内炎は、口の中の粘膜に炎症が生じる疾患で、原因によって異なる種類が存在します。特にストレスや栄養不足、免疫低下が主な要因となるため、生活習慣を改善することが予防に有効です。治療には適切な薬物療法と口腔ケアが重要であり、症状が長引く場合は医師の診察を受けることが推奨されます。

FAQ

よくあるご質問

Q
どのような検査や診断を行っていますか?
A
当院では、耳鼻咽喉科・内科・皮膚科領域の検査や診断方法を提供しています。
Q
花粉症で毎年悩まされています。どうしたら症状が軽減されますか?
A
症状が出てから治療を開始するよりも、花粉が飛ぶ前から薬を予防的に内服すると効果がいいとされ奨励されています。また、通年での治療になりますが、「舌下免疫療法」で症状の改善が期待できます。
Q
自分(親)が受診したいのですが、その間子供の面倒を見てもらえますか?
A
短時間であればスタッフが見ますので遠慮せずご相談ください。ただし処置や検査などで時間がかかると予想される場合や、お子さんが騒いだりしてスタッフが面倒をみれない場合は事故防止のため、他の病院で診察をお願いしたり、もしくはお子さんを他の方に預かっていただき、再度改めてご本人だけで来院をお願いすることもありますのでご了承ください。
Q
予約は必要ですか?
A
お電話または予約システムよりご予約下さい。